レクレドール
今年も懲りずにステイゴールドの全妹。馬名はフランス語で「黄金の鍵」という意味だそうです。
上の2頭と異なり5月で490kg台と馬格には恵まれ、それがプラスとなるのか興味深いところ。
ウインデンファーレ
ダンス産駒に珍しく5代以内のクロスが母の父内のNearcoとNative Dancerのみのシンプルな配合。
やや主導としては弱いが、Tom Foolが新たにクロスしたことでMenow-Pharamondのスピードと父の
スタミナ源であるBull Leaを、間接的にNearcoに結びつけており、他にはAlibhai-HyperionとWar
Admiralのスタミナ、Mahmoudのスピードも能力源として期待できる。どちらかというとスタミナ優勢
で持続力のあるスピードを武器に、芝、ダートで10F以上での好走が期待できそうだ。
スターナカヤマ
父Elusive Qualityは現役時代8Fの世界レコードをマークした快速馬だが、G3を2勝しただけで
血統的にも近親にBCジェベナイル勝ちANEESがいる程度。母系も3代遡っても近親に重賞勝ちが
いない地味な血統なので、如何にして父のスピードと祖父Gone Westの優秀な血を生かすかがカギ。
Bold Ruler5x5のスピードを主軸にBull Dog=Sir Gallahad-TeddyとHyperionのスタミナ、Menow
-PharamondとNative Dancer-Sickle、MahmoudのスピードをNorthern Dancer4x4にまとめている。
スピードを前面に押し出した内容だが、Princequilloなど父内のSecretariatのスタミナもしっかり
生かされており距離不安はない。芝、ダート兼用で8−10Fぐらいがベストだろう。
コンドルクエスト
Northern Dancerの5.5x4にNative Dancer、Lady AngelaのスピードとHornbeam内Hyperionの
スタミナをまとめている。ノーザンテーストを強調したことで早熟性と仕上がり易さが備わったが、
母の母サクラハゴロモがアンバーシヤダイと同血で、BruleurやBull Dog-Plucky Liegeといった
血も押さえているので成長力も期待できそうだ。その他にもFair TrialやNasrullah、Mahmoud-
Mah Mahalといったスピードが直接、間接にNorthern Dancerにまとめられているのも魅力。
芝10Fまでを得意とするスピードタイプで、Hyperionの影響が強いことからいい脚を長く使える
タイプだろう。
エンドレスロード
Riverman3x3に父、母のスピード源であったNasrullahを軸として、Sir Gallahad、Princequilloの
スタミナをまとめ、さらにDahlia内のスタミナが生かした配合。能力的には距離不安はないはずだが、
気性がキツそうな配合なので折り合い面で不安が残る。
芝、ダート兼用で10F前後が適距離。
オデット
Northern Dancerの3x5で母の父Nureyevを強調しているが、Hyperion、Donatello II、Princequillo、
Solarioといったヨーロッパのスタミナを生かした配合で、芝の中距離向き。きれる脚はなさそうなので
先行して押しきるようなレースを期待したい。
ベルディマンシェ
Turn-toのクロスに9本のNearcoクロスとHail to Reason3x5がもっとも影響を強い、スピード型の
配合。スタミナはSolario、Bull Lea - Bull Dogのクロスから。近親度が高いので、早くから活躍
出来そう。芝のマイルから10Fぐらいがベストか。
クイーンアイリス
Northern Dancerの3x4で母の父Nureyevを強調しているが、Alibhai、Hyperion、Princequillo
War Admiral、Ribot、Bull Dog=Sir Gallahadとスタミナのクロスの影響が強く、中長距離以上に
適性のある配合。スペシャルウイーク産駒のオデットと似ているが、こちらは米系のスタミナの
血統の影響からダートもこなせ、Hペースで我慢が効くタイプ。

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