キャッチザゴールド
言わずと知れたステイゴールドの全妹。5代以内のクロスはAlmahmoud4x6のみとシンプルで
クロスの種類も少ないので仕上がりは早いが、Mahmoud-Blanfordの影響が強く本格化にはやや
時間が掛かりそう。父と母のMahmoud主導をそのまま受け継いだので、持続性のあるスピードが
期待できるが、父母ともに弱点を抱えたため兄のように勝ちきれない面が出るかも知れない。
芝9〜12Fで平均からHペース向き。
ハートオンウェーブ
Nortern Dancer3x3クロスでにNarullah-NearcoのスピードとHyperionのスタミナをまとめて
いる。父Storm Catの影響が強くスピードを生かした配合だが、Secretariatや母内の欧系の重厚な
スタミナも十二分に生かされており、10F程度なら問題なくこなせるだろう。ただし一本調子な
タイプなのでマイルぐらいを一気に圧しきる競馬が合いそうだ。
メジロオルテガ
父、母同様にHyperionの系列クロスを主導にPalestine-Fair Trialのスピード・スタミナと、
セフトのスピードをまとめた配合で、Tetratema7本のクロスからもキレのあるスピードが期待
できる。完全にヨーロッパ系の芝向きの血が主流でダートは全く向かない。Bois RousselやUganda
を基としたスタミナも確保したことから10F以上に適性があるので、クラシック路線での活躍を
期待したい。
マッドゲイル
Bold Ruler4x6を主導にTom Fool5x6でMenowのスピードとBull Dogのスタミナを生かした配合
で、6Fから10Fくらいに適性のあるスピード馬。どちらかというとダート向きだが、芝でも
通用するハズ。無器用そうなので一気に逃げ切るか、最後方から捲って追込むタイプになりそうだ。
ミストラルシオン
リヴリア内Nasrullahを主導にTom Foolのスピードとスタミナ、Bull LeaのスタミナをNorthern
Dancer4x5にまとめた配合でTeddy系の影響が強く底力は十分ある。芝もこなせるだけのスピード
はあると思うが、ダートの方が向いている。距離は9F以上あった方がよく、使われつつ調子を
上げるタイプ。
トロピカルナイト
Hail to Reasonの3x4にMahmoud、Bull Dogのクロスをまとめた配合。Blanfordがクロスして
いないが、Gainsbrough系、Teddy系のスタミナの影響が強い血統構成で芝の12F以上で本領を発揮。
スピードが不足しているのは不安だが、オークスに向けて頑張って欲しい。
バルドー
Hyperionを主導とした点は父やBMSと同じで、Nearco、Mumtaz Begum、Orbyのクロスからもニホン
ピロウイナー産駒らしいスピードが期待できる。またGainsborough-Bay Ronaldを通じてSolario、
Son-in-law、Teddyが主導に結びついたことや、Hurry onや母方のBlanfordのクロスからスタミナも
十分で、芝7Fから11Fに適性がある。ヨーロッパ系中心の血統構成なので、ダートは向いていない
だろう。
フィールドロッジ
5代以内はTurn-to5x5中間断絶クロスのみの異系交配で、Nearco13本、Pharos=Fairway22本
Pharalis16本の強力な系列クロスが能力の土台となり、Solarioのスタミナも生かしている。間接的
にはNearcoからNasrullah=Rivaz7本のスピードとDanteのスタミナ、FairwayからFair Trialの
スピード、GainsboroughからHyperion7本とMahmoudのスピードとスタミナ、Plucky Liegeから
Bull Lea-Bull Dog=Sir Gallahad11本のスタミナがTurn-toに強固に結合している。その他にも
Pricequillo、Hurry onといったスタミナもある。芝向きの強力なスピードを中心とし、スタミナも
兼ね備えた配合なので12Fぐらいまでなら問題なくこなせるだろう。スピードの違いで押し切る
ようなレースを期待したい。
ベルモントシャイン
Determain4x6のクロスを主導にし、AlibhaiやSir Gallahad=Bull Dog、Mahmoudといったスタミナ
型の血の影響が強い配合で、父のスピード源であったNasrullahがクロスしなかったことや、Menowの
クロスもPharamondがクロスしていないので軽いスピードに不安がある。クリスタルグリッターズ産駒
らしからぬ10F以上を得意とする中長距離型で、クロス数は少ないが種類から晩成タイプだろう。
アルフェッカ
Fair TrialとNearcoの5x7クロスが主導でLyphardの影響が強い配合。欧系のHyperionやMahmoud、
Hurry on、Son-in-law、Solarioといったスタミナも充分あるが、それらをまとめるのがSir Gaylordの
4x5のクロスであることからもマイラータイプのスピード型。芝の8−10Fに適性があるだろう。

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