DVD作成 オーサリングソフトを使用してDVD作成する場合の注意点

DVDプレイヤーで再生するとコマ落ちしているように見える。
 インタレースでキャプチャしたファイルをMPEG2にエンコードするとき、フィールドオーダーが間違っていると発生する。
 パソコン再生(PowerDVD等)では気付かない。
 エンコードの際には以下のようになっているか確認。(ウィザードを使った場合は自動に設定される)
  設定 -> ビデオ詳細 -> 映像ソースの種類(T):インターレース
  設定 -> ビデオ詳細 -> フィールドオーダー(F):トップフィールドが先に表示される。
 なお、キャプチャファイルのフィールドオーダーはTMPGEncのウィザードで確認してからの方がよい。


タイトルが連続再生されない。
 Ulead Movie Writer1.0でオーサリングすると以下のようなDVDが作成される。
 1.PLAYでメニューが表示される。
 2.各タイトル再生終了後にメニューが表示される。

 これを以下のように変更する。
 1.PLAYでタイトル1から連続再生し、全タイトル再生終了後にメニューを表示。
 2.メニューでタイトル(n)を選択したあと(n) -> (n+1)...と連続再生し、全タイトル再生終了後にメニューを表示。

 使用するツール :ifoedit
 変更するファイル:\VIDEO_TS\VIDEO_TS.IFO、\VIDEO_TS\VTS_01_0.IFO

1.PLAYでタイトル1から連続再生し、全タイトル再生終了後にメニュー表示に設定。

  • ifoeditで'VIDEO_TS.IFO'を読み込み、VMGM_MAT - First Play PGCの以下の2箇所を変更し保存。

  •      
    項目名初期値変更後説明
    2.Pre Command Set Gpreg<1> mov (set-val)<0> Set Gpreg<1> mov (set-val)<2> Gpreg<1>の値設定を'0'から'2'に変更。
    この値でタイトル再生終了後の制御を行っている。(後述)
    71 00 00 01 00 00 00 00 71 00 00 01 00 02 00 00
    3.Pre Command (JumpSS VTSM) Jump to TitleSet(vts): 1,Title(ttn): 1, root-menu (JumpTT) Jump to Title: 1 最初のジャンプ先をルートメニューからタイトル1に変更。
    30 08 00 00 01 83 00 00 30 02 00 00 00 01 00 00

    <画面>




    2.メニューでタイトル(n)を選択したあと(n) -> (n+1)...と連続再生し、全タイトル再生終了後にメニュー表示に設定。

  • ifoeditで'VTS_01_0.IFO'を読み込み、VTS_PGCITI - VTS_PGC_n(n=1,2,...,タイトル数-1)をそれぞれ以下のように変更し保存。

  •        
    項目名初期値変更後説明
    1.Pre Command If GPreg<1> != (cmp-val<2><' then Goto line# 3 変更しない。 GPreg<1>の値が'2'以外の場合、3.Pre Commandを実行する。
    00 b1 00 01 00 02 00 03 変更しない。
    2.Pre Command (JumoVTS_TT) Jump to Title: n 変更しない。 GPreg<1>=2の場合、次のタイトル(n番目の場合n+1)にジャンプ。
    (1での2.Pre Commandの設定が有効となる)
    30 03 00 00 00 xx 00 00(xx = n[hex]) 変更しない。
    3.Pre Command (CallSS VTSM) CallTitleSet root-menu[Resume Cell: 1] (JumoVTS_TT) Jump to Title: n ルートメニューに戻るのを、次のタイトルにジャンプへ変更。
    VTS_PGC_n の場合ジャンプ先を n+1 にする。
    30 08 00 00 01 83 00 00 30 03 00 00 00 xx 00 00(xx = n[hex])
    <画面>




    以上の記述は、あおの規格外Video-CD規格のDVD作成掲示板のログを参照して作成したものです。